●メンタルヘルスの基礎知識
心の病が増えています。メンタル面の不調があると一番辛いのは本人です。
そして、病気ではないけれど、元気いっぱいでもない人たちも増加傾向をたどっています。
元気に働くことができないことによってGDPにも影響を与えています。ロンドン大学の研究ですが、元気に働けないことによる生産性の減少はGDPの1%にも及ぶということです。
●メンタルヘルス指針
厚生労働省はメンタルヘルス対策として「メンタルヘルス指針」を出しています。
そのなかで、次の4つのケアが推奨されています。
・セルフケア(自分でするメンタルヘルス対策)
・ラインによるケア(管理監督者が行うもの)
・事業場内スタッフによるケア
・事業場外資源によるケア
ここでは、セルフケアとラインによるケアの具体策を学びます。
●ストレスを理解する
ストレスがなければ張りのある仕事生活もありません。
ストレスには良いストレスと悪いストレスがあります。
現代のメンタルヘルスは従来の「医療依存アプローチ」から「適応アプローチ」に変わってきました。
メンタル不調はストレスが原因となって起きるのがほとんどで、そのストレスにどのように対象するかがマネジメント上でも重要な課題となりました。
●ストレスに対処する
セルフケアは自分の健康は自分で守るというのが原則です。
ここでは、ストレスに対処する方法(ストレスコーピング)を学びます。
●管理監督者としてのメンタルヘルス対策
マネジメント上重要なのが管理監督者によるメンタルヘルス対策です。
部下の異変を感じたら何らかの対応を素早くとることが大切です。
管理監督者としてどのようなことに留意するかを学びます。